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人類学専刊 |
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| 瀬川昌久著 「客家特殊論」を人類学の立場から批判検証し、その歴史と実像を解明。漢族と少数民族の境界地域=華南に見られる「民族意識」の生成と変容のメカニズムから、中国全体のエスニシティーに新たな論点を呈示。〔渋澤賞受賞〕 (→詳細) A5判・上製カバー・本体4500円 1993年6月25日発行 ISBN4-938718-30-8 |
| 瀬川昌久著 人類学の立場から族譜の記載を徹底検証し、その仮構性と事実の間に潜む漢族の歴史意識の初源形態を追求。宗族の形成や風水、移住伝承など複雑多彩な記述を、フィールドの中から捉え直した画期的な論考。 (→詳細) A5判・上製カバー・本体4500円 1996年10月18日発行 ISBN4-938718-32-4 |
| 吉岡政徳著 おびただしい豚の撲殺が階梯の登攀に不可欠な社会。平和な島に残るさまざまな秘儀を、人類学の立場から精密に記述し読み解き、親族・婚姻体系、政治体系研究に新たな理論を提示。オセアニア研究に再検討を迫る。 (→詳細) A5判・上製函入り・本体9500円 1998年1月30日発行 ISBN4-938718-34-0 |
| 末成道男著 生業・歴史・親族・行事など、ハノイ近郊村落の民族誌的詳細を記述し、東アジアの視点から祖先祭祀の構造と特色を分析。CDには60分余のビデオ映像を含むマルチメディア民族誌、字喃の郷約の対訳、屋敷分布図、フィールドカード等を収録。 (→本文詳細)(→CD詳細) A5判・上製函入り・本体15000円 1998年3月26日発行 ISBN4-938718-35-9 |
| 井口淳子著 河北省の農村に伝わる「樂亭大鼓」は、「曲藝」「説唱」と呼ばれる演唱音楽の一つで、「文盲」の演者によって口承されてきた。その優れた口頭創作性を、民族音楽学の観点から分析し、「無文字文化」としての中国文化に焦点をあてる。(→詳細) A5判・上製カバー・本体4500円 1999年3月15日発行 ISBN4-938718-39-1 |
| 植野弘子著 宗族=父系出自を分析の対象としてきた従来の漢民族研究の欠を補い、姻戚=「妻の父と母の兄弟」の果たす役割を初めて本格的に分析。親族・婚姻体系研究に不可欠な「家族」の全体像を、社会関係や家族の内側から十全に描き出した画期的論考。 (→詳細) A5判・上製カバー・本体7400円 2000年2月25日発行 ISBN4-89489-000-3 |
| 身体と形象 ミクロネシア伝承世界の民族誌的研究 |
| 河合利光著 チューク(旧トラック)環礁に伝承されてきた伝統的知識体系=イタン。それは、身体の隠喩としての「箱」、生命の隠喩としての「石」等、形象認識に基づく世界観をなす。本書は、消滅しつつある知的遺産の詳細な記録・分析である。(→詳細) A5判・上製カバー・本体8000円 2001年2月10日発行 ISBN4-89489-002-X |
| 日本華僑における伝統の再編とエスニシティ |
| 王 維著 長崎・横浜・神戸の三大中華街における華僑社会を比較し、その来歴、親族・同郷組織を紹介。激変する日本社会にあって、たえず再編される祭祀や芸能を通し、在日華僑コミュニティの特色を明示し、多様なエスニシティの実態に迫る。(→詳細) A5判・上製カバー・本体7000円 2001年2月18日発行 ISBN4-89489-003-8 |
| 両班 変容する韓国社会の文化人類学的研究 |
| 岡田浩樹著 「両班化」(=現代韓国に顕著な社会的・文化的上昇志向)の概念をフィールドから再検討。両班化の主体としての「門中」、実践の場としての儒式儀礼に焦点をあて、李朝末期から今日にいたる社会変化の中でその本質を探る。(→詳細) A5判・上製カバー・本体6000円 2001年2月28日発行 ISBN4-89489-004-6 |
| カストム・メレシン オセアニア民間医療の人類学的研究 |
| 白川千尋著 ヴァヌアツ・トンゴア島民は、西洋医療では治せない病気──邪術や精霊による病を、カストム・メレシンと呼ぶ民間医療により対処している。本書は、その治療法を詳述しながら、メラネシアにおける伝統と近代の相克を描く。(第一回日本オセアニア学会賞受賞)(→詳細) A5判・並製函入り・本体6000円 2001年11月20日発行 ISBN4-89489-005-4 |
| 風水の社会人類学 中国とその周辺諸地域 |
| 渡邊欣雄著 中国本土・香港・台湾・沖縄・韓国など関係地域の隈ない調査と精密な文献渉猟──人類学・歴史学の成果を踏まえ、第一人者が示す風水研究の到達点。多様な相貌の奥にある東アジア的「気」の認識論・存在論を明かした画期的論考。(→詳細) A5判・上製カバー・本体8000円 2001年12月20日発行 ISBN4-89489-009-7 |
| 現代東南中国の漢族社会 ビン南農村の宗族組織とその変容 |
| 潘宏立著 永く「残された中国」の調査により推定・遠望されていた現地の、初めての本格的調査を踏まえた論考。戦後の政治的変動を経て、復興・再生されつつある宗族組織の実態を、伝統の再構成および多様な現状の側面から詳細に分析・紹介。(→詳細) A5判・上製カバー・本体7400円 2002年2月28日発行 ISBN4-89489-010-0 |
| ものづくりの人類学 インドネシア・スンバ島の布織る村の生活誌 |
| 田口理恵著 インドネシア・スンバ島の伝統的絣織り布=モノをめぐって、「作り・売る人」「買い・使う人」」の織りなす多重で多層な関係を緻密に考察。モノをつくる現場から家族や社会を見直した野心的論考。(→詳細) A5判・上製カバー・本体8400円 2002年12月24日発行 ISBN4-89489-012-7 |
| ヒンドゥー女神と村落社会 インド・ベンガル地方の宗教民俗誌 |
| 外川昌彦著 カーストや階層、集落や世帯の多様さを、女神祭祀を中核とし相互に密接に連関した複合的ネットワークとして描き出し、同時に王権・カースト・親族・ジェンダーなど、南アジア人類学の課題の核心に迫る、画期的なモノグラフ。(→詳細) A5判・上製カバー・本体10000円 2003年2月28日発行 ISBN4-89489-013-5 |
| 民族の語りの文法 中国青海省モンゴル族の日常・紛争・教育 |
| シンジルト著 チベット化したモンゴル族の調査を通し、日常や紛争・教育の現場でさまざまに語られる「民族」を掬い上げ、巨視的な議論が見落としてきた等身大の民族像を呈示。語られてきた側からの主体的自画像を探る。澁澤賞受賞。(→詳細) A5判・上製カバー・本体4000円 2003年9月10日発行 ISBN4-89489-016-X |
| 中央アジア農村の親族ネットワーク クルグズスタン・カラタル村の経済移行と社会変化 |
| 吉田世津子著 ソ連崩壊により社会主義生産システムの安定を奪われた中央アジア・クルグズスタン(キルギス)庶民。直面した急激な生活・文化変動の中で、伝統的な親族ネットワークが果たした役割。歴史と庶民生活の交錯を詳細に描く。(→詳細) A5判・上製カバー・8400円 2004年2月20日発行 ISBN4-89489-017-8 |
| 韓国人類学の百年 |
| 全京秀著/岡田浩樹・陳大哲訳 植民地時代・戦後の混乱期を含め、描くことの困難な自画像にあえて挑戦した渾身の著作。丹念かつ冷静な歴史の発掘から、植民地主義・オリエンタリズムの対象となった民族からの、「人類学研究」に対する真摯な問いかけが浮かび上がる。(→詳細) A5判・並製カバー・6000円 2004年3月20日発行 ISBN4-89489-026-7 |
| 友情と私利 香港一日系スーパーの人類学的研究 |
| 王向華著 香港人の著者が日系スーパーの経営風土や日本人社員の職業生活を追ったエスノグラフィー。オックスフォード大学の博士論文を、自己批判的に改訂邦訳、瀬川昌久氏らとのオープンテキスト化によって、「間主観的現実の構築」を目指した好著。(→詳細) A5判・並製カバー・3600円 2004年6月20日発行 ISBN4-89489-014-3 |
| 中国湖北農村の家族・宗族・婚姻 |
| 秦兆雄著 出身地での長期調査により、解放・文革・改革開放という政治的文脈の中で農村社会がどのように変容してきたかを克明に記述した民族誌。華南偏重の欠を埋める「中原モデル」であり、今後の農村の変化予測にも貴重な基礎資料である。(→詳細) A5判・上製カバー・6000円 2005年3月20日発行 ISBN4-89489-018-6 |
| 民族生成の歴史人類学 満洲・旗人・満族 |
| 劉正愛著 清朝をうち立て「満州」建国にも関わった「満族」は、現在中国の少数民族として認知されている。本書は謎の多いその民族生成過程を、彼らのアイデンティティや歴史認識を人類学的手法でつぶさに跡づけることによって解明した画期的労作。(→詳細) A5判・上製カバー・5000円 2006年2月20日発行 ISBN4-89489-019-4 |
| 「女神の村」の民族誌 南インド農村のカーストと宗教 |
| 杉本星子著 インド農民が「生まれ」によって獲得し付与されるカーストと宗教。それらを文化資本と読み解くことによって、人びとがいかに戦略的に生を実践しているかを分析、さらに地域社会や国家との重層的な関係をも開示した注目の書。(→詳細) A5判・上製カバー・3600円 2006年3月30日発行 ISBN4-89489-022-4 |
| 中国江南農村の神・鬼・祖先 浙江省尼寺の人類学的研究 |
| 銭丹霞著 民族誌的に空白だった華中の、しかも尼寺という従来注目されなかった対象に密着。尼僧や信徒、一般信者などの生活・活動から、人びとの「神・鬼・祖先」に関する観念を考察。ウルフらのモデルとは異なる観念を提示した意欲的論考。(→詳細) A5判・上製カバー・5000円 2007年2月20日発行 ISBN978-4-89489-112-8 |
| タイ山地一神教徒の民族誌 キリスト教徒ラフの国家・民族・文化 |
| 片岡 樹著 清朝の雲南支配強化に伴う亡国、キリスト教への改宗、タイ国への移住といったラフの人々の歴史的経験を通し、彼らが「彼岸」の救済あるいは「此岸」の民族・文化・国家をどのようにみているかに接近。民族とは何か、に鋭く迫る。(→詳細) A5判・上製カバー・6000円 2007年2月20日発行 ISBN978-4-89489-111-1 |
| バタックの宗教 インドネシアにおけるキリスト教と土着宗教の相克 |
| 山本春樹著 スマトラ北部に住むバタックの人々は、インドネシアで有数のキリスト教圏を形成している。本書は解体されたかに見えた土着宗教に着目し、その再生と変貌を考察。近代化の中でそれらがいかに受容されてきたかを示す動態的研究である。(→詳細) A5判・上製カバー・5000円 2007年2月20日発行 ISBN978-4-89489-113-5 |
| 文化の政治と生活の詩学 中国雲南省徳宏タイ族の日常的実践 |
| 長谷千代子著 水かけ祭りやポイ・パラ儀礼等に見られる国家と民族の問題を、「抵抗」や「服従」の観点ではなく、言語的・非言語的な「実践」の視点で捉え、歴史や文化からの引き剥がしベクトルに対する人々のしなやかな「立ち位置」を動態的に描く。(→詳細) A5判・上製カバー・6000円 2007年12月15日発行 ISBN978-4-89489-123-4 |
| オセアニアの人類学 海外移住・民主化・伝統の政治 |
| 須藤健一著 20世紀後半オセアニアに誕生した12の島嶼国家は、グローバル化の影響を受けながらも独自の近代化を進めている。本書は、これら「脆弱国家」の現在を描くとともに、「国家のゆがみ」を正そうとする住民の活動についても考察。(→詳細) A5判・上製カバー・4000円 2008年12月24日発行 ISBN978-4-89489-132-6 |
| ヒンドゥー女神の帰依者ヒジュラ ジェンダーと宗教の境界の人類学 |
| 國弘暁子著 男性としての生を放棄し、サリーを身に纏い、ヒンドゥー女神に帰依する現世放棄者ヒジュラ。本書は、「第三のジェンダー」とされてきた彼らの表象を剥がし、むしろ、性やジェンダーの二元論を包括した存在であるとする斬新な論考。(→詳細) A5判・上製カバー・4000円 2009年2月28日発行 ISBN978-4-89489-133-3 |
| 〈他者/自己〉表象の民族誌 ネパール先住民チェパンの人類学的研究 |
| 橘 健一著 チェパンの語るチンラン(人喰い鬼)、ドゥキ(苦痛に悩む人)等の世界を読み解き、彼らが他者との境界に中に、「市民」としての新たな自己表象を構築していることを論証。伝統文化解釈への新たな地平を切り開いた注目の論考。(→詳細) A5判・上製カバー・5000円 2009年2月28日発行 ISBN978-4-89489-134-0 |
| ベトナム黒タイの祖先祭祀 家霊簿と系譜認識をめぐる民族誌 |
| 樫永真佐夫著 ベトナム西北地方の黒タイ社会を例として、ある社会を成形するのに文字文化がどのように関わってきたかを、民族誌データと現地文書を用いて分析。黒タイの系譜文書「家霊簿(ソー・フィー・フオン)」を縦横に読み解く貴重な論考。(→詳細) A5判・上製カバー・6000円 2009年3月24日発行 ISBN978-4-89489-138-8 |
| 生命観の社会人類学 フィジー人の身体・性差・ライフシステム |
| 河合利光著 近代化により大きく変容したフィジー人社会を、グローバル化からサバイバルするために形成された、グローバル・ライフシステム(global
life system)として捉えなおし、身体と環境の循環的・総合的認識、すなわち「生命観」を提唱する野心的論考。(→詳細) A5判・上製カバー・5000円 2009年4月30日発行 ISBN978-4-89489-122-7 |
| 中国食事文化の研究 食をめぐる家族と社会の歴史人類学 |
| 西澤治彦著 中国料理は、その多様さのみならず、医食同源やマナーなどに中国人の生命観・世界観を映し出す巨大な文化複合である。本書は、特に食事の仕方に焦点をあてながら、中国食文化の体系を歴史人類学的に精緻に分析した貴重な論考。(→詳細) A5判・上製カバー・8000円 2009年12月24日発行 ISBN978-4-89489-023-7 |
| 東南中国村落社会における伝統のポリティクス 仮題・近刊 |
| 川口幸大著 「伝統」を知識と実践の体系とすれば、国家は「正統な知識」を村落に敷衍し、村落はそれを「忠実に実践」することで、存立を明示してきた。本書は、歴史と現在におけるこれら双方向の力学を動態的に分析し、中国社会の「伝統」の意味に迫る。 A5判・上製カバー・6000円 2009年秋予定 ISBN978-4-89489-152-4 |
| 宮座と当屋の環境人類学 祭祀組織が担う公共性の論理 仮題・近刊 |
| 合田博子著 宮座とその運営システムである当屋制は、入会山野から川・ため池等を経て海に注ぐ水利配分の広域的な地域社会関係を調整するシステムでもあった。一〇年にわたる兵庫県の調査資料を駆使しながら、宮座研究の現代的意義を明らかにした画期的労作。 A5判・上製カバー・6000円 2010年春予定 ISBN978-4-89489-153-1 |
| 広東の水上居民祀 珠江デルタ漢族のエスニシティとその変容 仮題・近刊 |
| 長沼さやか著 「蛋家」「水上人」とも呼ばれる船上生活者は、経済・政治的動因によって断続的な陸地定着を果たし、今日では漢族と「認定」されている。本書は、今も彼らと「陸上漢族」の間に見られる様々な「境界」に着目、その差異のあり方を克明にたどる。 A5判・上製カバー・5000円 2010年春予定 ISBN978-4-89489-154-8 |
| 韓国社会の歴史人類学 仮題・近刊 |
| 嶋陸奥彦著 「父系親族社会とされる韓国。本書は、文献調査に基づく歴史・制度論的研究、実態調査に基づく現在学的構造研究、両者が緒についた七〇年代以来、著者の積み重ねてきた相互横断的営為の成果。族譜・戸籍分析から韓国における親族の姿を描いた大著。 A5判・上製カバー・価格未定 2010年春予定 ISBN978-4-89489-155-5 |
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