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吉原和男・鈴木正崇・末成道男編 華人社会に顕著な同姓団体に着目し、伝統的な父系出自との関連を考察。血縁イデオロギーとその再構築の原理・諸相を、中国・台湾・韓国・ベトナムの事例から、歴史・民族・社会の視点で探る。〔慶應義塾大学地域研究センター叢書〕 A5判・並製カバー・360頁・本体3000円 2006年12月20日発行 ISBN4-89489-028-3 目次 はじめに 著者紹介 |
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まえがき 「血縁」の再構築──同姓団体の生成とその社会的機能(吉原和男) はじめに 中国における宗族の伝統(井上 徹) 一 はじめに 危機状況下の同族集団 はじめに 人間関係の構築にみる台湾同姓団体の機能(上水流久彦) 一 はじめに 韓国の都市化の展開に伴う同姓結合の生成と変容(魯 富子) 一 問題の所在 まえがき 歴史人類学から見た韓国の親族結合(嶋 陸奥彦) 一 はじめに ベトナム北部の父系出自・外族・同姓結合(宮沢千尋) 一 父系親族集団──ゾンホ(dong ho) 一九世紀│二〇世紀初頭北部ベトナム村落における族結合再編(嶋尾 稔) はじめに コメント 総合討論(田村克己編) あとがき |
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本書は一九九九年九月二五日・二六日に、慶應義塾大学地域研究センターで開催されたシンポジウム「『血縁』の再構築──東アジアにおける父系出自と同姓結合」での発表に基づく論文を収録し、会場でのコメントおよび総合討論を合わせて編集したものである。地域研究センターでは、既に可児弘明氏(慶應義塾大学名誉教授、敬愛大学教授)を代表として、「香港および香港問題に関する研究」と「多民族国家の中の漢族および中国系人」という二つの研究プロジェクトが実施され、これに関連してシンポジウム「華南──華僑・華人の故郷」と、国際シンポジウム「拡大する中国世界──北アメリカの体験」が開催されている。いずれも中国大陸および隣接地域の中国人社会、そして中国人移民によって構成された海外の華僑・華人社会の研究であり、今回のシンポジウムはこの延長線上に企画された。 シンポジウムのキーワードの一つは「同姓団体」である。これにあたる現地語は、中国世界で比較的よく使用される用語で言えば、宗親会である。同姓団体は任意加入の社会組織であり、人口の国際移動に伴って都市社会において結成されたと考えられる。この組織のモデルは、移民や移動した人々の元の出身地に既に存在した親族組織であり、それを新しい環境である都市で生かしつつ換骨奪胎して再編成したというのが本書の基本的見解である。その視点は、人間の移動と適応による社会の再編成や人間関係の再構築に関心があり、都市という場における社会の在り方、移住・移民という流動的な人間の生き方に焦点を当てている。
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編著者紹介 鈴木正崇(すずき まさたか) 末成道男(すえなり みちお) 執筆者紹介(執筆順) 井上 徹(いのうえ とおる) 上田 信(うえだ まこと) 上水流久彦(かみづる ひさひこ) 原尻英樹(はらじり ひでき) 嶋 陸奥彦(しま むつひこ) 宮沢千尋(みやざわ ちひろ) 嶋尾 稔(しまお みのる) 瀬川昌久(せがわ まさひさ) 園田茂人(そのだ しげと) 服部民夫(はっとり たみお) 伊藤亜人(いとう あびと) 和崎春日(わざき はるか) 田村克己(たむら かつみ) 編著者・執筆者紹介(2006年12月) |