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河合利光著 チューク(旧トラック)環礁に伝承されてきた伝統的知識体系=イタン。それは、身体の隠喩としての「箱」、生命の隠喩としての「石」等、形象認識に基づく世界観をなす。本書は、消滅しつつある知的遺産の詳細な記録・分析である。 A5判・上製カバー・456頁・本体8000円 2001年2月10日発行 ISBN4-89489-002-X 目次 はじめに 著者紹介 |
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はじめに 序論 一 調査地の概要 第一部 歴史伝承と世界観 第一章 四隅と中心の世界観 一 ミクロネシアの双分観 第二章 神話と歴史伝承 一 神話的首長の姉妹 第三章 箱の中の母系出自 一 母系出自をめぐる諸問題 第二部 中心の石 第四章 生命の道 一 食物の道 第五章 首長の道 一 問題の提起 第六章 中心の石と境界の石 一 聖なる石 第三部 生活世界のコスモロジー 第七章 箱としての生活世界 一 はじめに 第八章 生活財の造形 一 造形の中心と両端 第四部 身体と中心の隠喩的組織化 第九章 身体と石のシンボリズム 一 石の文化的認識 第一〇章 対面と形象 一 はじめに 第一一章 中心の女性性 一 二つの中心 第五部 身体と生命の形象認識 第一二章 終章 一 はじめに あとがき |
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本書は、ミクロネシア連邦のほぼ中央部に位置するチューク(旧トラック)州の、「イタン」と呼ばれる伝統的知識(それを所有する最高位の地位の称号でもある)を中心とする民族誌的研究である。「イタン」はこの地域に伝承されてきた貴重な財産とみなされる極秘の知識体系であり、これまで部外者には調査が困難であった。一世紀以上、多くの研究者がこの地域の調査を試みたが、記録は断片的で極めて少なかった。筆者は幸い、イタン生存者に長年にわたるインタビューを行い、その詳細を明らかにすることができた。 |
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著者紹介 |