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吉原和男/クネヒト・ペトロ編 現代アジア最大の緊張要因=宗教と民族の問題は、移民社会において鮮鋭に立ち現れる。在日ベトナム・ビルマやタイのムスリム・漢人をはじめ多様な現場から、その構造と諸相を分析した期待の論集。〔南山大学人類学研究所叢書の6〕 A5判・上製カバー・392頁・本体5000円 2001年3月30日発行 ISBN4-89489-035-6 目次 はじめに 著者紹介 |
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はじめに(吉原和男) 総論──アジア移民のエスニシティと宗教 (吉原和男) 在日ベトナム系住民の宗教実践とエスニック・アイデンティティ 一 はじめに 在日ビルマ人と日本人の相互行為における自己表象 一 はじめに 中華街における祭祀・芸能の創出と華僑エスニシティの再編 はじめに 中国朝鮮族社会におけるキリスト教の受容と展開 一 中国における朝鮮族 移民の宗教の〈社会的形態〉とエスニシティ はじめに 拡散する台湾社会と宗教──新興宗教を例として (五十嵐真子) はじめに 台湾ナショナリズムについての一考察 一 はじめに イスラーム復興とアイデンティティの政治学 一 はじめに 交錯する呼称とモノのやりとり 一 導言 ベトナム華人カトリック教会研究序説 一 文化人類学と移民・難民研究 パターン・アイデンティティの変容 はじめに──本稿の問題関心 雲南系漢人における移住・家族・祭祀 一 はじめに あとがき(クネヒト・ペトロ)
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本書は南山大学人類学研究所のプロジェクト「アジア移民のエスニシティと宗教」の成果報告書である。研究プロジェクトがスタートしたのは一九九七年の初夏であった。南山大学での学部改組が具体化しつつあった時期であったため、人類学研究所も大学全体の動きに連動してなにかと慌ただしく、今になって思うと、三年計画のプロジェクトがスタートできたことは不思議なくらいである。またこの年、英国植民地であった香港の主権が六月の末に中国へ返還されようとしていて、「移民」や「トランスナショナリズム」、あるいはまた「グローバリゼーションと人口の国際移動」といった言葉やトピックスがマスコミでもしきりに取り上げられ、話題になっていた。
関根政美(慶應義塾大学) 当初の予定では二〇〇〇年春に刊行の予定であったが、一九九九年中に編集会議を開催することができず、計画は延期となった。本書に収録できたのは、諸般の事情により残念ながら、口頭で研究発表されたものの全てではないが、当初の研究テーマにとっても極めて重要な論文が多く含まれている。日本での人口が多い朝鮮半島に出自を持つ人々についての論考を収録できず、中国系の人々だけにしか論及できなかったこと、また南アジアからのムスリムの労働者にも言及できなかったことは、プロジェクトとして力が及ばなかった点である。論文集の刊行準備として重要な編集会議をついに一度も持てなかったことによって生じる不都合と、刊行の遅れによって一部の執筆者に迷惑をかけることになったことをお詫び申し上げたい。 |
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編著者紹介 KNECHT, Peter (クネヒト・ペトロ) 川上郁雄(かわかみ いくお) 田沼幸子(たぬま さちこ) 王 維(Wang Wei) 韓景旭(かん けいきょく) 藤井健志(ふじい たけし) 五十嵐真子(いがらし まさこ) 三尾裕子(みお ゆうこ) 床呂郁哉(ところ いくや) 宮原 曉(みやばら ぎょう) 芹澤知広(せりざわ さとひろ) 村上忠良(むらかみ ただよし) 谷口裕久(たにぐち やすひさ) |