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竹村卓二編 ヤオ族・ミャオ族等、中国南部に住む少数民族は、圧倒的な漢族の中で、自らのアイデンティティを保ちながら共生している。その複雑でダイナミックな「民族境界」の維持・変動を、各民族の儀礼に焦点をあて検証。注目の共同研究。 A5判・上製カバー・278頁・本体5000円 1994年3月23日発行 ISBN4-938718-31-6 目次 序文 執筆者紹介 |
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序 (竹村卓二) ヤオ族の〈家先単〉とその運用──漢族との境界維持の視点から (竹村卓二) タイ北部のミエン・ヤオ族の儀礼・総体的祭司制・漢字使用 清代貴州東南部ミャオ族に見る「漢化」の一側面──林業経営を中心に (武内房司) 年中行事と民族間関係──火把節からみた民族境界 (横山廣子) チャン族の「羌暦年」──理県蒲渓郷大蒲渓村の事例を中心として (松岡正子) チュワン族の年中行事の地域差について──漢族との比較において (塚田誠之) 広東漢族の文化的多様性──本地人と客家の年中行事を中心として (瀬川昌久) 香港ゴウ涌十年大ショウ──道教儀礼の中に見る漢族文化の地域性と異質性 (王ショウ興)
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一九八〇年代以降の中国本土では、開放政策の展開の下、「少数民族」についてのフィールド・ワークに基づく民族学的研究が進み、その成果が着実に積み重ねられてきた。また、広大な土地において多くの民族集団により複雑な歴史過程を経てきた中国大陸に関しては、共時的研究のみならず、長期にわたる時間軸を設定しての歴史民族学的な研究が不可欠であるが、この点についても近年人類学・歴史学双方の側からの研究が結実しつつある。このような背景のもとに、中国、とくに南部地域(華南)の少数民族に関する民族学的研究のキー・コンセプトの一つである「漢化」の問題をメイン・テーマとする研究の企画を思い立った。そして関係諸方面の協力を得て、平成三年度〜五年度の三年次にわたり〈国立民族学博物館共同研究〉「中国大陸少数民族の『漢化』の諸側面──儀礼を中心とした整理と分析──」(研究代表者・竹村卓二)を実施することができた。本書はその研究成果である。(なお、同共同研究は本書に論文を収録した八名に加えて他に若干名の協力を得て行われた。)
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