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林美容・三尾裕子編 本書の内容がWEBにアップされています。詳細はここへ。 |
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序 本目録の概要 日本の台湾民間信仰研究(三尾裕子) 主要雑誌の書誌情報 ○著者・編者別文献目録 ○年代順文献一覧 ○文献標題語彙索引 著者・編者名一覧 |
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台湾は1895年から50年間日本の植民地支配を受けた。この間、日本は台湾社会の実態把握のために、種々の調査・研究を行った。これらの研究は、もちろん植民地統治の便を図るためという目的があったものの、学問的にも水準の高い、今日でも利用価値を有するものも含まれている。また、戦後も、台湾研究において日本人の研究の中には、見るべきものが多い。しかし、これまで、文化人類学・民族学を中心とした台湾原住民研究に関しては、既に、その学問的価値が日本・台湾双方の知識人から認知されているものの、台湾漢人の研究については、日本人の貢献はいまだに充分な評価を与えられているとは言い難い。このため、日本人による、あるいは日本語を媒介とした台湾漢人の調査・研究は、戦前戦後を通じて膨大な量に上っているにもかかわらず、それらは、有効に利用されてこなかった。これらの研究の多く、特に戦前の研究は、分析的・理論的であるよりも記述的なものが多いが、資料として有用なものは少なくない。今日ではもう失われてしまった習慣や信仰などが、こうした記録の中に埋もれている場合も多々見られる。当時の時代状況を踏まえて、過去の著作に対しては批判的に検討することは必要だが、その上で今日の研究にも生かせる成果は再度光を当てられるべきであろう。そこで、本書では、日本語による台湾漢人の民間信仰に関する文献を戦前・戦後を通じて網羅的に集めて紹介し、またこれらの研究が台湾漢人社会研究全体に対して有する意義、貢献などを明らかにすることを目的としている。 1 本書は、日本による台湾の植民地統治の開始から1997年5月31日までの日付で刊行された台湾漢人の民間信仰関係の文献を収録整理したものである。台湾漢人の民間信仰を主題とした研究文献はもとより、この分野に少しでもまとまった記述のある著作(調査報告書、書評、研究動向案内等)も、知り得た範囲でここに含めた。 2 台湾漢人の民間信仰に関わる研究を定義することは難しいが、できるだけ広くとることとした。例えば「祭祀公業」に関する研究は、宗教研究としても、法制研究としてもありうるが、宗教的な分析が含まれているものであれば、主題が法制研究であっても収録するようつとめた。また、歴史学、建築学、民間芸能、政治、経済、文学(口承伝承)などに関わる文献も同様である。しかし、主要な収録分野は文化人類学、民俗学的な文献である。 3 収録した文献は、台湾漢人に関するものに限ったため、原住民の漢化、もしくは、漢人の原住民化に関わるものは、ごく少数である。 4 日本語で書かれたものであれば、国籍、翻訳を問わずに、全て収録の対象とした。 5 専門書、雑誌論文、学位論文、研究報告、資料紹介等の他に、エッセイ、事典項目、文献目録、紀行文、写真集、総督府の出版物等も長短にかかわりなく収録した。しかし、新聞記事については、追跡調査を行う余裕がなかったので、含まれていない。 6 著者名・編者名の読みは、日本人であるか否かを問わず、全て日本語読みでとった。 7 漢字表記については、原則として当用漢字に統一した。ただし、現存する著者名・編者名に関しては、なるべく著者・編者が用いている字体を採用した。 8 可能な限り原著にあたることを原則としたが、確認できないものが若干残った。そのようなものの中に、記載が一部不完全なものがある。 9 本書は、「著者・編者別文献目録」を主編とし、さらに研究史や研究主題からの検索を目指して「年代順文献一覧」「文献標題語彙索引」および「著者・編者名一覧」を附した。 |
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編者紹介 三尾裕子(みお ゆうこ) |