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芹澤知広・志賀市子編 戦前、玩具や民具など中国の民俗資料が様々な形で収集されたが、敗戦によって中断され、多くの資料は四散した。本書は、今日の物質文化や歴史研究の方法から、収集活動を分析・再評価し、研究史の空白を埋めようとする試みである。 A5判・並製・208頁・本体2000円 2008年3月24日発行 ISBN978-4-89489-735-9 目次 はじめに 執筆者紹介 |
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序章 二〇世紀前半における日本人の中国民具収集 (芹澤知広) あとがき(志賀市子) 索引 |
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本書は、五つの事例研究を通して、主として二〇世紀前半に日本人が行った中国民具収集の歴史的背景と、その今日的意義について検討することを目的としている。各論文は、それぞれの執筆者の専攻分野を中心に対象と議論の方向性が選ばれているが、この序章では、文化人類学の分野の学史研究の動向、各論に共通する二〇世紀前半の日本人の中国民具収集の動向について簡単に紹介しておきたい。 本書の次章以下では、五つの事例研究が並べられる。 第一章、角南聡一郎「植民地における物質文化への興味──画家・染木煦による調査・表現方法の検討を中心に」は、染木煦の物質文化研究に焦点をあてて、植民地における民藝運動、農村調査、宗教調査と、それらの相互関係について論じている。画家である染木の芸術家としてのトレーニングと、それにもとづく表現方法を検討し、考古学的実測図とは異なる写実的なスケッチにもとづく染木の物質文化研究の方法を今日の視点から評価している。 |
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執筆者紹介 角南聡一郎(すなみ・そういちろう) 中尾徳仁(なかお・のりひと) 志賀市子(しが・いちこ) 槙林啓介(まきばやし・けいすけ) |