![]() |
オン・デマンド 実験室 |
(Top Page に戻る) |
| 実験にあたって | 1999年12月 | |
| 情報源 | 1999年12月 | |
| 出揃ってきたサービス | 2000年3月 | |
| 初めての書籍を刊行 | 2000年6月 | |
| 風響社オンデマンド(FOD)シリーズ | 2000年10月 | |
|
すでにご存じの方も多いでしょうが、コピー機に製本機能がついたような印刷機をもとに、最近オン・デマンド出版の事業化が進められています。これはことによると千年紀最後の大発明となるかもしれません。つまり、本を1冊から作ることの出来る技術だからです。 風響社(ご連絡はここへ) |
|
日本のオン・デマンド出版に関する主なサイトには以下のものがあり、トーハンも12月には事業を開始する予定です。また紀伊国屋書店や図書館流通センターは図書館や大学向けの復刻サービスを行う方向で動いています。 参考書 季刊『本とコンピュータ』10(発売:トランスアート、99年秋号) |
|
オンデマンド印刷技術を利用した出版サービスが、ここにきてかなり出揃ってきました。日販系のブッキングに遅れてトーハン系のデジタル・パブリッシング・サービスが運営を開始しましたし、富士ゼロックスのブック・パークを利用したものでは、作家自らが著作物を切り売りする、『小松左京全集』や村上龍の『共生虫』、さらに関西学院大学出版会の学位論文登録・出版・販売サービスなどが目に付きます。 |
|
厳密に言うとオンデマンド印刷を利用した少部数の出版物ですが、編者のご協力を得て技術のテストをかねて刊行いたしました。『日本の家族における親と娘 日本海沿岸地域における調査研究』(植野弘子・蓼沼康子編、A5判・並製・カバー、152頁、本体1500円)という、アジア研究報告シリーズの1冊です。 実際に製作してみると、文字コードの問題、データと作成ソフトやOSのバージョン等、通常のデータ入稿と同様の問題が出てきましたが、なんとかクリアできました。全体としては、若干のミスは残ったものの、仕上がりはまずまずというところでした。 小社では、外字の多用、多言語の使用、写真・図表など、クリアしなければならない問題が多々ありますので、少部数ならオンデマンド印刷で、という訳にもいきませんが、企画内容によっては有力なオプションを得た感があります。 ただ、改めて感じたことは、旧版のデータ保存の問題です。オンデマンド出版では、現在のところ絶版本の復刻が主要な活用法となっているようですが、原本をスキャンして作ったものは、やはり活字がざらざらしていかにも復刻本という例が多いようです。 小社でも在庫切れの本の再版にオンデマンドの技術をと考えましたが、すでに10年近くたってしまった書籍のDTPデータを利用しようとしても、すでに作成したソフトやハードがお蔵入りになっているため、そのまま使えないのです。 もちろん、DOSのDTPラインやWin3.1のラインも、また68Kマックのラインもまだ捨ててはいませんので、埃を払って使おうと思えば使えなくもないのですが、やはり不便だし、いつダウンするかという不安もあります。 クウォークやページメーカーだけで作成していれば、バージョンアップの都度、旧版のデータを更新していくことでクリアできますが、点数が増えてくればそれもままにはなりません。最近脚光を浴びているXMLにしても、どれだけプラットフォームとなっていくか未知数ですから、零細版元としては悩むところです。 とりあえず出来ることは、プレーンなテキストファイルを確実に残すこと。それから、なんらかのマークアップ付きのテキストファイルを残しておけば、置換・変換で使える可能性があります。 それにしても、図表や写真のデータはどうすればいいのか。LPレコードの山を抱えてプレーヤーの寿命の心配をしている世代(幸いビデオはベータを買わずにすんだ幸運者ですが)としては、心安からざる21世紀の幕開け、というところです。 以上、簡単ながらご報告まで。 |
| top page
| News/新刊
| 刊行リスト
| 目録ダウンロード 風響社通信 | ご注文は | リンク集 | フィールドから 広場 | 書評 | 研究会情報 Fukyosha Publishing Inc. |