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比較日本文化研究 10

比較日本文化研究 10

【特集】現代社会における霊魂。国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究を目指す雑誌。

著者 比較日本文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > 比較日本文化研究
出版年月日 2006/09/30
ISBN 9784894899100
判型・ページ数 A5・152ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【特集】現代社会における霊魂

 現代社会における霊魂  香川雅信
 霊術を売る──日本心霊学会の言説戦略をめぐって  一柳廣孝
 国家と囲い込まれた霊魂──鬼神論の視点から  子安宣邦

 討論 揺れ動く〈霊魂〉の姿
      子安宣邦 一柳廣孝 関一敏 川村邦光 香川雅信 山泰幸 小松和彦

 民俗社会のなかの「陰陽師」の存在形態・再考──高知県旧物部村の「いざなぎ流太夫」の場合  小松和彦
 〈墓地の無縁化〉をめぐる構想力──掃苔道・霊園行政・柳田民俗学の場合  土居 浩
 穂積八束と消えた「家属」──「誤った」日本社会の自画像をめぐって  與那覇潤
 欲望するコミュニティ──萌えソング試論  井手口彰典

 比較日本文化研究会のはじまりについて
       橘弘文 佐々木高弘 川森博司 テモテ・カーン

 執筆者紹介
 比較日本文化研究会 設立の趣旨・編集方針
 『比較日本文化研究』投稿要領
 比較日本文化研究会会則
 第十回研究会
 既刊号の紹介

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内容説明

国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。【特集】現代社会における霊魂。


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《執筆者紹介》(掲載順)(a生年 b所属 c主要著書・論文 d専攻)
一柳廣孝(いちやなぎ ひろたか) a1959年 b横浜国立大学教授 c『催眠術の日本近代』(青弓社、1997年)、『モダン都市文化11 浅草の見世物・宗教性・エロス』(編著、ゆまに書房、2005年) d日本近現代文学・文化史

子安宣邦(こやす のぶくに) a1933年 b大阪大学名誉教授 c『「事件」としての徂徠学』(ちくま学芸文庫、2000年)、『本居宣長』(岩波現代文庫、2005年)、『「アジア」はどう語られてきたか』(藤原書店、2003年)、『日本近代思想批判』(岩波現代文庫、2003年)、『漢字論』(岩波書店、2003年)、『国家と祭祀』(青土社、2005年)など d思想史・文化理論

小松和彦(こまつ かずひこ) a1947年 b国際日本文化研究センター教授 c『憑霊信仰論』(講談社学術文庫、1994年)『妖怪文化入門』(せりか書房、2006年)『神になった人びと』(光文社知恵の森文庫、2006年) d文化人類学・民俗学

土居浩(どい ひろし) ?1970年 bものつくり大学講師 c「三つ子に鮒鮨」(『柳田国男研究論集』四 2005年)、「〈神〉のことばが示す過去の解釈」(『社寺史料研究』6 2004年) d民俗学/地理思想史

與那覇潤(よなは じゅん) a1979年 b東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程 c「『日琉同祖論』と『民族統一論』 その系譜と琉球の近代」『日本思想史学』36、2004年、「『民族問題』の不在 あるいは『琉球処分』の歴史/人類学」『文化人類学』70(4)、2006年など d東アジア地域研究(民族論・血縁論)

井手口彰典(いでぐち あきのり) a1978年 b大阪大学大学院博士後期課程 c「「非─芸人」としてのストリートミュージシャン:「他者」の機能を中心に」(『ポピュラー音楽研究』8号、2004年)、「参照の時代:デジタルオーディオプレイヤーにみる音楽聴取の未来」(意匠学会『デザイン理論』47号、2005年) d音楽学

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