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比較日本文化研究 16

比較日本文化研究 16

国際的・学際的視野からの日本文化・人間文化研究の雑誌。特集:「フィールドワーク実習の意義」

著者 比較日本文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > 比較日本文化研究
出版年月日 2013/12/25
ISBN 9784894899162
判型・ページ数 A5・190ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【特集】フィールドワーク実習の意義──教育と研究への双方的展開にむけて
特集について(川村清志)
野鍛冶やってます─京都学園大学歴史民俗学専攻の実践より(手塚恵子)
モノから暮らしを見つめ直す─大学教育における民俗学実習の現状と課題(安井眞奈美)
開かれたエスノグラフィーを目指して─フィールドとの対話的な関係の模索(岩谷洋史)

【論文】
偶然の構造─チャールズ・サンダース・パースと夏目漱石(佐藤深雪)
「家の名」としての屋号の成立と変遷─近江の事例を中心に(柿本雅美)

【研究ノート】
『機動戦士ガンダム』スタディーズ─研究の射程と課題(一)(川村清志)
日本におけるタイ表象/タイにおける日本表象─異文化受容の前提となる相互認識を目指して(平松秀樹)

【書評特集】小松和彦著『いざなぎ流の研究──歴史のなかのいざなぎ流太夫』
『いざなぎ流の研究』を読む(林 淳)
「いざなぎ流」研究の現在と展望─小松和彦著『いざなぎ流の研究』をめぐって(斎藤英喜)
天の神をめぐって─第Ⅲ部・第Ⅳ部を中心に(梅野光興)

【書評】
回顧でも展望でもなく──二〇一二年/没後五〇年の、二つの「柳田國男特集」書評(飯倉義之)

執筆者紹介
彙報
投稿要領
英文目次
編集後記

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内容説明

国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。11号からはより開かれた雑誌を目指しリニューアル。特集:「フィールドワーク実習の意義──教育と研究への双方的展開にむけて」


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執筆者紹介(a所属 b主要著書・論文 c専攻)

 

川村清志(かわむら・きよし)a国立歴史民俗博物館准教授b「近代における民謡の成立―富山県五箇山地方「こきりこ」を中心に」(『歴史民俗博物館研究報告』一六五、二〇一一年)、「祭りの習得と実践―子どもによる準備過程を中心に」(『比較文化論叢』二二、二〇一〇年)c文化人類学、民俗学

手塚恵子(てづか・けいこ)a京都学園大学人間文化学部教授b「定型詩の呪力の由来―中国壮族のフォンの場合―」(『七五調のアジア―音数律からみる日本短歌とアジアの歌―』、大修館書店、二〇一一年)、『歌の起源を探る─歌垣─』(共編著、三弥井書店、二〇一一年)c文化人類学

安井眞奈美(やすい・まなみ)a天理大学文学部教授b『産む・育てる・伝える―昔のお産・異文化のお産に学ぶ』(編著、風響社、二〇〇九年)、『出産・育児の近代―「奈良県風俗誌」を読む』(編著、法蔵館、二〇一一年)c民俗学、文化人類学

岩谷洋史(いわたに・ひろふみ)a立命館大学理工学部 非常勤講師b「仕事場における資源としてのインスクリプションの役割─酒蔵を事例として」(『ソシオロジ』五三─一、二〇〇八年)、「接触領域における身体に関する一考察 ―酒造現場での日常的な実践の事例を通じて」(『コンタクトゾーン』五、二〇一二年)c文化人類学

佐藤深雪(さとう・みゆき) a広島市立大学国際学部教授b「短編小説とはなにか─上田秋成とゲーテの『ドイツ避難民閑談集』」(『文学』一〇─一、岩波書店、二〇〇九年)、「時制のレッスン─漱石の『手紙』」(『日本文学』六一─三、二〇一二年)c日本文学

柿本雅美(かきもと・まさみ)a佛教大学宗教文化ミュージアムポスト・ドクターb『出産・育児の近代―「奈良県風俗誌」を読む』(共著、安井眞奈美編、法蔵館、二〇一一年)、「近代における屋号の生成」(『京都民俗』二九、二〇一二年)c日本民俗学

平松秀樹(ひらまつ・ひでき)a大阪大学非常勤講師、チュラーロンコーン大学(タイ)非常勤講師b「ククリット・プラモート『シー・ペンディン(王朝四代記)』と“クンラサトリー”―タイ近代女子教育の日本との関わりの考察とともに」(『待兼山論叢』四二、二〇〇八年)、「東南アジアの日本文学」(日本比較文学会編『越境する言の葉―世界と出会う日本文学』彩流社、二〇一一年)c比較文学・比較文化、タイ研究

林 淳(はやし・まこと)a愛知学院大学文学部教授b『近世陰陽道の研究』(吉川弘文館、二〇〇五年)、『天文方と陰陽道』(山川出版社、二〇〇六年)c宗教学、日本宗教史

斎藤英喜(さいとう・ひでき)a佛教大学歴史学部教授b『いざなぎ流 祭文と儀礼』(法蔵館、二〇〇二年)、『古事記はいかに読まれてきたか』(吉川弘文館、二〇一二年)c神話・伝承学

梅野光興(うめの・みつおき)a高知県立歴史民俗資料館学芸専門員b「いざなぎ祭文の誕生」(斎藤英喜編『呪術の知とテクネー』森話社、二〇〇三年)、「天中姫宮 米の本地」(『国立歴史民俗博物館研究報告』一四二、二〇〇八年)c民俗学

飯倉義之(いいくら・よしゆき)a國學院大學文学部助教
 「怪談と口承文芸」(『口承文芸研究』三五、二〇一二年)、『ニッポンの河童の正体』(共著、新人物往来社、二〇一一年)c民俗学、口承文芸研究

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