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比較日本文化研究 18

比較日本文化研究 18

国際的・学際的視野からの日本文化・人間文化研究の雑誌。特集:口頭芸研究の可能性

著者 比較日本文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > 比較日本文化研究
出版年月日 2016/03/30
ISBN 9784894899186
判型・ページ数 A5・146ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【特集】口頭芸研究の可能性

【特集】口頭芸研究の可能性
特集について 真鍋昌賢
弁士の系譜─政治演説から無声映画へ 上田 学
芸としての「漫訪」─一九三〇年代における『主婦之友』と大辻司郎 真鍋昌賢
義太夫節浄瑠璃における口伝と観客/聴客─語りの構造と「前受け(客受け)」 細田明宏

【論文】
巫儀(ムーダン・クッ)の祝祭としての可能性 洪泰漢(翻訳:浮葉正親)
  (解説)韓国の巫俗研究と洪泰漢氏の研究 浮葉正親
初期中国人女子留学生の政治思想と理想的女性像─雑誌『江蘇』の「女学論文/文叢」を中心に 朴雪梅

【書評】
『異人論とは何か ストレンジャーの時代を生きる』
   ──山泰幸・小松和彦編 ミネルヴァ書房、二〇一五年、六〇〇〇円(税別) 川田牧人
『モノと図像から探る怪異・妖怪の世界』
   ──天理大学考古学・民俗学研究室編 勉誠出版、二〇一五年、一六〇〇円(税別) 木場貴俊
『怪異と身体の民俗学―異界から出産と子育てを問い直す』
   ──安井眞奈美著 せりか書房、二〇一四年、三五〇〇円(税別) 中本剛二

執筆者紹介
彙報
投稿要領
英文目次
編集後記

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内容説明

国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。11号からはより開かれた雑誌を目指しリニューアル。特集:口頭芸研究の可能性


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執筆者紹介(a所属 b主要著書・論文 c専攻)

 

真鍋昌賢(まなべ・まさよし) ①北九州市立大学文学部教授②「「語り物」から〈口頭芸〉へ」(『日本民俗学』第二七〇号、二〇一二年)、「宮崎滔天――浪花節と革命思想」(安田常雄他編『講座東アジアの知識人2 近代国家の形成』有志社、二〇一三年) ③口承文芸研究、メディア論

上田 学(うえだ・まなぶ) ①日本学術振興会・特別研究員②「明治四〇年代の都市と〈子供〉の映画観客――汽車活動写真館を手がかりに」(『映像学』第七八号、二〇〇七年)、『日本映画草創期の興行と観客 東京と京都を中心に』(早稲田大学出版部、二〇一二年) ③映像学、映画史

細田明宏(ほそだ・あきひろ) ①帝京大学文学部准教授 ②「歌舞伎『壺坂霊験記』における早替り――悪者雁九郎のゆくえ」(『演劇学論集』第四八号、二〇〇九年、「人形浄瑠璃における「情」の重視と三人遣い操法の成立」(『美学』六二―二、二〇一一年) ③日本の芸能

洪泰漢(ほん・てはん) ①韓国・全北大学校無形文化研究所共同研究員 ②『ソウルの村祭りの現場』(民俗苑、二〇一四年)、「ソウル・クッの請神長短の様相と変化」(『公演文化研究』第三一号、二〇一五年)(ともに韓国語) ③韓国巫俗学、韓国仏教儀礼学

浮葉正親(うきば・まさちか) ①名古屋大国際教育交流本部教授 ②「韓国の巫俗(シャーマニズム)――日本人研究者の視点から」(嶋田義仁編『シャーマニズムの諸相』勉誠出版、二〇一一年)、「異人論から見た韓国の巫俗――ソウルの村祭りを中心に」(山泰幸・小松和彦編『異人論とは何か ストレンジャーの時代を生きる』ミネルヴァ書房、二〇一五年) ③文化人類学・民俗学

朴雪梅(ぼく・せつばい) ①名古屋大学国際言語文化研究科博士課程 ②「『江蘇』の「女学論文/文叢」から見る清末における日本留学女子学生の女子解放思想」(『言葉と文化』第一四号、二〇一三年) ③比較文学

川田牧人(かわだ・まきと)①成城大学文芸学部教授 ②『祈りと祀りの日常知』(九州大学出版会、二〇〇三年)、『呪術の人類学』(白川千尋と共編著、人文書院、二〇一二年) ③文化人類学、宗教人類学

木場貴俊(きば・たかとし) ①関西学院大学・甲南大学非常勤講師 ②「「河童史料」論―人が河童を記録する営み」(国立歴史民俗博物館・常光徹編『河童とは何か』岩田書院、二〇一四年)、「近世社会と学知――古賀侗庵と怪異から」(『ヒストリア』第二五三号、二〇一五年) ③日本近世文化史

中本剛二(なかもと・ごうじ) ①大阪薬科大学ほか非常勤講師 ②『出産の民俗学・文化人類学』(共著、勉誠出版、二〇一四年)、「医療人類学の実践――フィールドワークと医療教育」(『大阪薬科大学紀要』第九号、二〇一五年) ③文化人類学・民俗学

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