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儀礼と口頭伝承

儀礼と口頭伝承

変動する社会における文化の創造とパフォーマンスとは。モンゴル、インド、スリランカ、中国、韓国、日本など各地の事例から考察

著者 江口 一久
八木 祐子 編集
手塚 恵子 編集
ジャンル 人類学
シリーズ 人類学集刊
出版年月日 2021/03/31
ISBN 9784894890336
判型・ページ数 A5・400ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

刊行にあたって(八木祐子)

はじめに(江口一久)

トン族における儀礼と口頭伝承(江口一久)
 はじめに
 一 蘇洞の事例
 二 トン族における歌
 三 道塞ぎ歌
 四 酒の歌
 五 心をやしなう歌
 六 社交活動と儀礼
 おわりに

儀礼とモンゴル英雄叙事詩(藤井麻湖)
 一 モンゴル英雄叙事詩を語ることに付随する行為・言説
 二 考察の対象
 三 『アルタイ・ハイラハ』の三つのヴァリアント
 四 分析
 五 物語の構造と社会的文脈
 六 『アルタイ・ハイラハ』の隠喩と儀礼
 七 「コンポジションのモード」と「パフォーマンスのモード」──結びにかえて

モンゴル・シャーマニズムにおける祭天儀礼とその祈祷文(色 音)
 一 モンゴル・シャーマニズムにおける天神信仰
 二 モンゴル・シャーマニズムにおける祭天儀礼の基本的プロセス
 三 祭天儀礼における祈祷文
 四 モンゴル・シャーマニズムの祭天儀礼における口承文芸的要素

太鼓と法輪──スリランカ、高地シンハラ社会の儀礼と口頭伝承(杉本良男)
 叙 スリランカの高地シンハラ社会
 一 仏教僧侶とベラワー・カースト
 二 伝承の場としての儀礼
 三 儀礼の幕の内弁当
 結 儀礼の変貌

北インド社会における女性の儀礼と口頭伝承──婚姻儀礼を中心に(八木祐子)
 一 調査地における口頭伝承の概要
 二 婚姻儀礼と女性
 三 女性の儀礼と口頭伝承
 四 近年の社会変化と口頭伝承

ベンガルのバウルの宗教儀礼と口頭伝承(村瀬 智)
 はじめに
 一 ベンガルのバウルの概略
 二 バウルの歌と宗教
 三 バウルの通過儀礼と「ドゥリ・コウピン」のシンボリズム
 四 バウルの宗教儀礼
 五 ベンガル社会の変化と口頭伝承
 おわりに

ヒラニーの歌──神に捧げた息子の肉料理(永ノ尾信悟)

涼山イ族の伝統的婚姻制度と口承文学「クンジュ」(小門典夫)
 はじめに
 一 涼山イ族の伝統的婚姻制度の概略
 二 「クンジュ」の概略
 三 考察
 四 結論

壮族の哀悼歌──儀礼の示すもの、口承文芸の示すもの(手塚恵子)
 はじめに
 一 フォン・サン
 二 ホイサン
 三 フォン・サンとホイサン

歌垣の春唄と秋唄と(小島瓔禮)
 一 春の唄と秋の唄と
 二 歌垣あるいは嬥歌
 三 生きている歌垣の唄

作り出された伝承ともたらされた伝承(朴 銓烈)
 一 共同体内部からの口頭伝承
 二 儀礼職のもたらす口頭伝承
 三 むすびにかえて

儀礼における音の役割(櫻井哲男)

〈藤井麻湖氏へのコメント〉
 語ることの神聖性と秘密性──モンゴル叙事詩の社会的背景(楊 海英)

〈色音氏へのコメント〉
 シベリア少数民族のシャマニズムとの比較の視点から(佐々木史郎)

〈杉本良男氏へのコメント〉
 創作の技法──ベダムニの歌と儀礼(林 勲男)

〈八木祐子氏へのコメントに代えて〉
 歌う床屋──南インドの農村における人生儀礼と口頭伝承(杉本星子)

〈小門典夫氏へのコメント〉
 クンジュから考える(横山廣子)

〈手塚恵子氏へのコメントに代えて〉
 マガールの「歌垣」的歌舞(南 真木人)

〈小島瓔禮氏へのコメント〉
 オーストロネシア語族のいくつかの掛け歌(崎山 理)

〈櫻井哲男氏へのコメントに代えて〉
 ペリヤ・メーラム音楽における伝承形態の変容(寺田吉孝)

総合討論
 第一部 儀礼と音
 第二部 儀礼の変化

あとがき(手塚恵子)
図表一覧
索引

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内容説明

モンゴル、インド、スリランカ、中国、韓国、日本など、アジア各地の事例を読み解き、変動する社会における文化の創造とパフォーマンスを考察。
(民博「アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究」第9回シンポジウムの成果)


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刊行にあたって(八木祐子)





 本論文集は、平成九年度に、国立民族学博物館(以下、民博と言う)において、特別研究『アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究』第九回シンポジウムとして、実行委員長の江口一久先生のもとでおこなわれた「儀礼と口頭伝承」の成果である。

 民博では、昭和五三年度以降、二系列の特別研究を並行して実施してきた。「特別研究は、民博が民族学・人類学の研究センターとして広く学界や国民の要望に応えるよう、もっとも重要と思われる課題を順次取り上げ、その学際的研究を長期にわたって計画的にすすめるものである」と、当時の民博の資料に記載されている。二系列の特別研究のうち、一つが日本の民族文化と周辺諸民族文化との比較を通じて歴史的に探究する性格をもち、「日本民族文化の源流の比較研究」から「アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究」(以下、「アジア・太平洋」と言う)に連なる系列のものである。もう一つの系列は、日本の民族文化を共時的ないし現代的に分析するという特徴をもち、「日本社会における贈答の数量統計的分析」から「現代日本における伝統と変容」、さらに「二〇世紀における諸民族文化の伝統と変容」に至る系列のものである。

 「アジア・太平洋」の特別研究の成果については、この「儀礼と口頭伝承」をのぞき、すでに図書として刊行済みである。本シンポジウムの成果のみが、大らかな江口先生の性格もあって刊行が遅れていた。さらに、江口先生が不慮の事故で残念ながら亡くなられ、刊行は宙に浮いた形となった。幸いにも、ほとんどの原稿が風響社の石井雅さんのところに保存されているのがわかり、不肖の弟子、手塚と八木が刊行作業を引き継ぐことにし、シンポジウムの参加者の先生方に声をかけ、ご協力のものとに、何とか三年がかかりで刊行にこぎつけることができた。

 「儀礼と口頭伝承」のシンポジウムは、平成九年一〇月二七日~一〇月三〇日に、民博の第四セミナー室でおこなわれた。中国、モンゴル、韓国、日本、インド、スリランカ、アフリカなどの地域を対象として、報告者一二人、討論者一三人で、初日に石毛直道先生による館長挨拶を皮切りに、九時半から一七時過ぎまで四日間にわたって報告と討論がおこなわれた。当時、まだ就職したばかりの若手の研究者として、本論文集の編集者である手塚・八木も報告者として参加したが、毎日、熱気のこもった議論がおこなわれ、それは、夜の飲み会においても連日続いていたことを覚えている。

 文化人類学のテーマが細分化する傾向にある現在、今、考えれば、そうそうたるメンバーで、「口頭伝承」というテーマに真っ向から取りくんだシンポジウムは、なかなか貴重なものだったといえるのではないだろうか。実行委員委員長の江口一久先生の包容力のある人柄ゆえに、あれだけの方たちが集まって、時間をかけて、真摯にかつ、楽しく議論できたのだと思う。・・・・・・・

 コロナ禍の現在、江口先生は、何を私たちに語りかけるのか、あのチャーミングな笑顔と元気な声をききたいと切に願う今日この頃である。


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編者紹介

江口一久(えぐち かずひさ)
1942年〜2008年6月13日。京都市生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程中退。文学修士。
国立民族学博物館名誉教授。
主な著書に『北部カメルーン・フルベ族の民間説話集 I〜V』(松香堂、1996〜2000年)、『おはなし村―西アフリカから』(保育社、1996年)、論文に「冗談関係にあるもののあいだでかわされる冗談―北部カメルーン・フルベ族の場合」(『国立民族学博物館研究報告』20巻4号、1995年)など。


執筆者紹介(掲載順)

藤井麻湖(ふじい まこ)
1965年大阪府生まれ。
総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻修了。文学博士。
現在、愛知淑徳大学交流文化学部教授。
主な著書に『モンゴル英雄叙事詩の構造研究』(風響社、2003年)、『伝承の喪失と構造分析の行方―モンゴル英雄叙事詩の隠された主人公』(日本エディタースクール出版部 、2001年)、論文に「『元朝秘史』におけるカアタイ・ダルマラ―ホエルンとチレドの実子であったという仮説に基づいて」(『愛知淑徳大学論集』12号、2020年)など。


色 音(さいん)
1963年生まれ。
北京師範大学にて博士号取得。
現在、北京師範大学社会学院教授。
主な著書に『東北亜的薩満/満教』(中国社会科学出版社、1998年)、『神道教与日本文化』(民族出版社、1999年)、編著書に『人類学視野下的歴史、文化与博物館―当代日本和中国的理論実践』(共編著、国立民族学博物館、2018年)、論文に「都市社会へ発進するモンゴルのシャーマニズム」『モンゴル高原における遊牧の変遷に関する歴史民族学的研究』(科学研究費補助金研究成果報告書、国立民族学博物館、1998年)など。


杉本良男(すぎもと よしお)
1950年北海道生まれ。
東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(社会人類学)。
現在、国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。
主な著書に『インド映画への招待状』(青土社、2002年)、『ガンディー:秘教思想が生んだ聖人』(平凡社新書 899、2018年)、主な編著書に、『聖地のポリティクス―ユーラシア地域大国の比較から』(風響社、2019年)など。


八木祐子(やぎ ゆうこ)
1959年長崎市生まれ。
長崎大学教育学部卒業、甲南大学大学院人文科学研究科博士課程(単位取得)退学。
現在、宮城学院女子大学学芸学部人間文化学科教授。
主な編著書に、『女性と音楽』(東京書籍、1990年)、『社会変容と女性―ジェンダーの文化人類学』(共編、ナカニシヤ出版、1999年)、論文に 「信仰と儀礼」(共著、『インド ジェンダー研究ハンドブック』東京外国語大学出版会、2018年)など。


村瀬 智(むらせ さとる)
1944年兵庫県芦屋市生まれ。
イリノイ大学大学院人類学研究科博士課程修了、PhD.
現在、大手前大学メディア・芸術学部元教授。
主な著書に『風狂のうたびと: バウルの文化人類学的研究』(東海大学出版部、2017年)、論文に「バウル群像―ベンガルのバウルのライフヒストリーの研究」(『大谷女子短期大学紀要』43号 1999年、同44号 2000年)、「貧困からの脱出装置としての世捨ての制度」(江口信清編『「貧困の文化」再考』有斐閣 、1998年)など。


永ノ尾信悟(えいのお しんご)
1948年兵庫県神戸市生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程中退、西ドイツマールブルク大学にて哲学博士号取得。
現在、東京大学名誉教授。
主な論文に「北ビハール、低カーストの儀礼の歌にみられるヒンドゥー・ムスリムの関係」(『東洋文化』80号、 2000年)、「ミティラー地方の農事格言集に見られる自然観察」(東京大学東洋文化研究所広域連携研究プログラム、2002年)、Ritual Songs of the Lower Castes in Tirhut.(Maithili Studies: Papers Presented at the Stockholm Conference on Maithili Language and Literature, Department of Indology, University of Stockholm, 2003)など。


小門典夫(こかど のりお)
1963年福岡県北九州生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程中国語学中国文学専攻単位取得退学。
現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授。
主な著書に『涼山彝語詞類研究』(四川民族出版社、2006年)、訳書に『中国の諸言語―歴史と現況』(共訳、S.R. ラムゼイ著、大修館書店、1990年)、論文に「涼山彝族の口誦詩にみえる漢族のイメージ」(『国立民族学博物館研究報告』19巻4号、1994年)など。


手塚恵子(てづか けいこ)
1962年京都市生まれ。
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
現在、京都先端科学大学人文学部教授。
主著書として『中国広西壮族歌垣調査記録』(大修館書店、2002年)、共著に『歌を掛け合う人々―東アジアの歌文化』(三弥井書店、2017年)、共編著に『文化を映す鏡を磨く』(せりか書房、2018年)など。


小島瓔禮(こじま よしゆき)
1935年神奈川県生まれ。
國學院大學大学院博士課程単位取得満期退学。
現在、琉球大学名誉教授。
主な著書に『猫の王』(小学館、1999年)、『太陽と稲の神殿』(白水社、1999年)、『歌三元往来』(榕樹書林、2012年)など。


朴 銓烈(パク チョンヨル)
1949年生まれ。
韓国中央大学校大学院国文科を経て筑波大学大学院歴史・人類学研究科にて文学博士を取得。
現在、韓国中央大学校名誉教授。
主な著書に『「門付け」の構造―韓日比較民俗学の視点から』(弘文堂、1989年)、 論文に、「韓国社会における旅芸人の受け入れられ方」(『国立民族学博物館研究報告』21巻4号、1996年)、Yōkai Boom in Contemporary Japanese Society(Korean Journal of Japanese Studies 18, 2018 )など。


櫻井哲男(さくらい てつお)
1948年茨城県日立市生まれ。
東京藝術大学大学院修士課程修了。
現在、阪南大学名誉教授。
主な著書に『「ソリ」の研究―韓国農村における音と音楽の民族誌』(弘文堂、1989年)、『アジア音楽の世界』(世界思想社、1997年)、共編著に『諸民族の音楽を学ぶ人のために』(世界思想社、2005年)など。
楊 海英(よう かいえい)
1964年、中国内モンゴル自治区オルドス生まれ。総合研究大学院大学修了、博士(文学)。
現在、静岡大学人文社会科学部教授。
主な著書に『モンゴルの親族組織と政治祭祀―オボク・ヤス(骨)構造』(風響社、2020 年)、『モンゴルの仏教寺院―毛沢東とスターリンが創出した廃墟』(風響社、2021年)、主な編著に『モンゴル人ジェノサイドに関する基礎資料』1 〜 12(風響社、2009 年〜 2020 年)など。


佐々木史郎(ささき しろう)
1957年東京都生まれ。
東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。学術博士。
現在、国立アイヌ民族博物館館長、国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。
主な著書に『『シベリアで生命の暖かさを感じる』(臨川書店、2015年)、共編著に『モンゴロイド系諸民族の初期映像資料―シベリア・北海道・樺太篇』〈日文研叢書20〉(国際日本文化研究センター、1999年)、『ポスト社会主義以後のスラヴ・ユーラシア世界―比較民族誌的研究』〈国立民族学博物館論集4〉(風響社、2016年)など。


林 勲男(はやし いさお)
1956年千葉県香取市生まれ。
一橋大学大学院博士後期課程単位取得退学。
現在、国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授。
主な編著書に『災害文化の継承と創造』(共編著、臨川書店、2016年)、『アジア太平洋諸国の災害復興―人道支援・集落移転・防災と文化』(明石書店、2015年)、『自然災害と復興支援』(みんぱく実践人類学シリーズ9、明石書店、2010年)など。


杉本星子(すぎもと せいこ)
1954年東京都生まれ。
総合研究大学院大学文化科学研究科 地域文化学専攻 博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
現在、京都文教大学総合社会学部教授。
主な著書に『「女神の村」の民族誌―現代インドの文化資本としての家族・カースト・宗教』(風響社、2006年)、『サリー!サリー!サリー! ―インド・ファッションをフィールドワーク』(京都文教大学文化人類学ブックレットNo.2、風響社、2009年)、共著に『モーリシャスのボージプリー語民話』(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2016年)、主な論文にBranding Tsumugi Kimono in Japan: Kimono Magazines as Mediators between Consumers and the Mingei Movement(Fashionable Traditions: Asian Handmade Textiles in Motion, Lexington Books, 2020)など。


横山廣子(よこやま ひろこ)
1953年東京都生まれ。
東京大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。
現在、国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。
主な編著書に『少数民族の文化と社会の動態―東アジアからの視点』(国立民族学博物館、2004)、『流動する民族―中国南部の移住とエスニシティ』(共編著、平凡社、2001年)、『世界民族事典』(共編著、弘文堂、2000年)、論文に「中国において『民族』概念が創りだしたもの」(『民族の二〇世紀』ドメス出版、2004年)など。


南 真木人(みなみ まきと)
1961年札幌市生まれ。
筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。
現在、国立民族学博物館・総合研究大学院大学准教授。
主な編著書に『現代ネパールの政治と社会―民主化とマオイストの影響の拡大』(共編著、明石書店、2015年)、論文に「移住労働が内包する社会的包摂」(名和克郎編『体制転換期ネパールにおける「包摂」の諸相』三元社、2017年)、「34年後のバトゥレチョールとガンダルバの現在」(『季刊民族学』163号、2018年)など。


崎山 理(さきやま おさむ)
1937年大阪市生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、国立民族学博物館・滋賀県立大学名誉教授。主な著書に『日本語「形成」論―日本語史における系統と混合』(三省堂、2017年)、『ある言語学者の回顧録―七十踰矩』(風詠社、2017年)、共編著に『消滅の危機に瀕した世界の言語 ことばと文化の多様性を守るために』(明石書店、2002年)など。


寺田吉孝(てらだ よしたか)
1954年三重県伊勢市生まれ。
ワシントン大学音楽部民族音楽学科PhD。
現在、国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。
著書に『音楽からインド社会を知る―弟子と調査者のはざま』(2016年、臨川書店)、共編著にDouble Reeds along the Great Silk Road (Logos Verlag, 2019)、Ethnomusicology and Audiovisual Communication(Universidad de Valladolid, 2016)など。

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