ホーム > ベトナムの社会と文化 2

ベトナムの社会と文化 2

ベトナムの社会と文化 2

未開拓だった社会研究の拠点として創刊。論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録。

著者 ベトナム社会文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > ベトナムの社会と文化
出版年月日 2000/12/30
ISBN 9784938718763
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【論文】

現代ベトナムにおける慣習法と農村開発  ゴ・ドゥク・ティン(樫永真佐夫訳)
メコンデルタ・カントー省の家族と社会:農村の家族生活の概観を中心に  渋谷節子
果物と悪戯:ベトナム紅河デルタ農村の子どもの世界  比留間洋一
北部ベトナムの〈土地神〉:華南漢族との比較  末成道男
族譜と歴史認識:ベトナムと韓国  李 鎮 栄
ハノイの村落調査における民間伝説採集からの若干の考察  グエン・ティ・ワイン
「菫天王傳」基礎研究:伝承の変化について  長坂康代
ベトナムにおける黒タイ語表記の変遷:少数民族の文字文化  樫永真佐夫
「チャム王年代記」とチャンパーのパーンドゥランガへの南遷に関する一考察 新江利彦
ベトナム中南部・チャム族の暦  吉本康子

【研究ノート・資料・翻訳】

ハンホム通りにおける亭と人の関係  長坂康代
一つの村、二つの民族:南ベトナムの漁村における民族的生業分化  鈴木伸二
ホー伯父さんを担ぐ
 :ベトナム北部農村における「ホー・チ・ミン」の意味についての覚え書き  住村欣範
あの子は、ソニー:グローバリゼーションの中のエスニシティー  中村理恵
国家による公定民族分類:ベトナムの民族政策の意外な落とし穴  伊藤正子
土地税台帳から見た植民地期土地政策  松尾信之
ホーチミン市における最近の中国語碑文研究について  芹澤知広
ラグライ(Raglai)慣習法  グエン・テ・サンほか(本多守訳)
ソンラとギアロの黒ターイの同姓親族について  P・B・ラフォン(樫永真佐夫訳)

【エッセイ・書評】

ダン・ティ・キーさんに出会って
 :歴史に翻弄され続けたあるベトナム人女性の人生  伊藤正子
限界から出発するフィールドワーク  吉江亜希子
人生の節目と父親:北ベトナムの村でのエピソードから  比留間洋一
感謝の辞  中村理恵
書評:『ランビアンの事蹟 ベトナム(越南)中部少数民族の古伝承』  新江利彦

研究会活動
越文・英文目次
執筆者紹介

このページのトップへ

内容説明

近年、発展著しいベトナムだが、政治・経済や観光情報以外は未知の部分が多い。本誌は、人類学をはじめ未開拓だった社会研究の拠点として創刊。論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録する。


*********************************************

執筆者紹介(掲載順)
ゴ・ドゥク・ティン  ベトナム国家社会科学院民俗学研究所所長
渋谷 節子 ハーバード大学大学院人類学部博士課程
比留間洋一 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員
末成 道男 東洋大学社会学部教授
李 鎭 栄 名桜大学国際学部助教授
グエン・ティ・ワイン  ベトナム国家社会科学院漢喃研究所研究員
長坂 康代 ハノイ国家大学交流研究センター研究生
樫永真佐夫 東京大学大学院総合文化研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員
新江 利彦 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻修士課程
吉本 康子 神戸大学大学院総合人間科学研究科修士課程
鈴木 伸二 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
住村 欣範 大阪外国語大学外国語学部専任講師
中村 理恵 ワシントン州立大学人類学部大学院博士課程
伊藤 正子 大東文化大学国際関係学部専任講師
松尾 信之 名古屋商科大学商学部専任講師
芹澤 知広 奈良大学社会学部専任講師
本多  守 東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士前期課程
吉江亜希子 日本女子大学大学院人間社会研究科現代社会論専攻修士課程

このページのトップへ