ホーム > 比較日本文化研究 12

比較日本文化研究 12

比較日本文化研究 12

国際的・学際的視野からの日本文化・人間文化研究の雑誌。特集:特集:「質的調査の知:人文・社会科学の現状」

著者 比較日本文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > 比較日本文化研究
出版年月日 2008/12/08
ISBN 9784894899124
判型・ページ数 A5・136ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【特集】質的調査の知──人文・社会科学の現状

特集について 佐々木高弘

文化人類学のフィールドワークとその記述 手塚恵子

質的心理学の現状と課題 矢守克也

日本語研究における量的調査と質的調査 尾崎喜光

質的調査は地域を描けるか──人文地理学の視点から 佐々木高弘

環境民俗学を考える──生活者の「実感」に思いを重ねる民俗学にむけて 山 泰幸

親鸞の産女済度譚──縁起と口碑伝説のあいだ 堤 邦彦

「うつ病」を通して見える現代社会 松波幸雄

【論文】

近世京都六斎念仏の再考──遊芸の付加を禁止する規制に着目して 本多健一

【研究ノート】

「高峯廼夜嵐」──膏取り一揆と竹本長十郎 橘 弘文

【書評】

『環境民俗学 新しいフィールド学へ』(山泰幸・川田牧人・古川彰 編)門田岳久

『日本文化の人類学/異文化の民俗学』(小松和彦還暦記念論集刊行会 編)齊藤 純

執筆者紹介・彙報・投稿要領・英文目次・編集後記

このページのトップへ

内容説明

国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。11号からはより開かれた雑誌を目指しリニューアル。特集:「質的調査の知:人文・社会科学の現状」


*********************************************

執筆者紹介

執筆者紹介 (掲載順)

(a所属 b主要著書・論文 c専攻)

佐々木高弘(ささき・たかひろ) a京都学園大学人間文化学部教授 b『怪異の風景学──妖怪文化の民俗地理』(古今書院、二〇〇九年)、『民話の地理学』(古今書院、二〇〇三年) c文化・歴史地理学

手塚恵子(てづか・けいこ)a京都学園大学人間文化学部准教授 b『中国広西壮族歌垣調査記録』(大修館書店、二〇〇二年) c文化人類学

矢守克也(やもり・かつや) a京都大学防災研究所教授 bDisaster risk sense in Japan and gaming approach to risk communication. International Journal of Mass Emergencies and Disasters, 25, 2007、『〈生活防災〉のすすめ──防災心理学研究ノート』(ナカニシヤ出版、二〇〇五年) c社会心理学、防災心理学

尾崎喜光(おざき・よしみつ) a独立行政法人国立国語研究所研究開発部門言語生活グループ主任研究員 b編著『対人行動の日韓対照研究──言語行動の基底にあるもの』(ひつじ書房、二〇〇八年)、「援助申し出場面における授恵表現「~てやる/~てあげる/~てさしあげる」の使用」『待遇コミュニケーション研究』5(二〇〇八年) c社会言語学

山 泰幸(やま・よしゆき) a関西学院大学准教授 b編著『現代文化の社会学入門──テーマと出会う、問いを深める』(ミネルヴァ書房、二〇〇七年)、編著『環境民俗学──新しいフィールド学へ』(昭和堂、二〇〇八年) c民俗学

堤 邦彦(つつみ・くにひこ)a京都精華大学人文学部教授b『江戸の高僧伝説』(三弥井書店、二〇〇八年)、『女人蛇体──偏愛の江戸怪談史』(角川書店、二〇〇六年)c近世国文学

松波幸雄(まつなみ・ゆきお) a幸朋カウンセリングルーム・開業カウンセラーb「『翁舞』と『こぶとり』に表現される『ずれ』についての心理学的考察」『比較日本文化研究』8(二〇〇四年)、「子どもの心のでこぼこについて──心理教育相談の現場から」『子どもの文化』一一(二〇〇四年)c臨床心理学

本多健一(ほんだ・けんいち) a立命館大学大学院博士課程後期課程b「京都府戸籍簿の維持利用とその歴史地理学的研究──『凾谷鉾町戸籍簿』にみる居住と移動」c歴史地理学

橘 弘文(たちばな・ひろふみ) a大阪観光大学准教授b 「頤をとく祭りと殺人祭のあいだ」『日本人の異界観』(小松和彦編、せりか書房、二〇〇六年)c民俗学

門田岳久(かどた・たけひさ) a東京大学大学院総合文化研究科博士課程b「『信仰』の価値──聖地の遺産化と審美の力学」(『文化人類学』七三─二、二〇〇八年)、「対話と信心──巡礼経験者の語りにみる自己・他者・社会」『日本民俗学』二五一(二〇〇七年)c文化人類学、民俗学

齊藤 純(さいとう・じゅん) a天理大学文学部教授b「伝説と観光」日本口承文芸学会編『ことばの世界 第3巻 はなす』(三弥井書店、二〇〇七年)、「怪獣もいる科学史」『生物学史研究』八〇(日本科学史学会生物学史分科会、二〇〇八年)c日本民俗学

 

このページのトップへ